どいつもこいつも卑怯でズルい。
………ちょっと、安心した。
男に汚される未果子と、女装趣味を持つ佳人。
お互いに秘密を握られてしまった二人が、
由樹の家の前で鉢合わせした。
すると未果子は、佳人を連れ出し、あることを告げた。
その頃、由樹はいつものように
自分を慰めることができず……。
十九歳の孤独な自己愛が、妖しく、窮屈に、絡み合う。
“ヒメゴト”を持つ三人の十九歳が繰り広げる “ヨクボウ”と”セイフク”の物語
未果子の援助交際を知った佳人は
由樹に未果子と距離をとるように説得する。
しかし、由樹は佳人が未果子を自分のものにしたいが為の都合だと思い込んで
相手にしない。
由樹は学校をサボり自宅に帰る。
それを心配して未果子は由樹の自宅にお見舞いに行く。
佳人は由樹と未果子を2人にするのはまずいと思い急いで由樹の自宅へ行く。
そして3人が鉢合わせになり由樹の家に入ることになる。
3人ともけん制の試合で会話が弾まないところを
未果子が仕掛けてこの場を解散させる。
その後未果子の思惑どおりの展開になり
未果子と佳人は2人となり
佳人は未果子の目の前で未果子をモチーフにした女装をして2人で夜の街をうろつく。
未果子は佳人の気持ちがまだ自分に向いていることを確認して
「佳人が未果子が好きだから」
由樹は自分を好きでいてくれることを知っているので安堵した。
由樹は部屋で制服を着るだけでは女を抑えられなくなり
とうとう制服姿のまま外出をしてしまう。
そしてそれに最高の快楽を見出してしまう。