りこのゆる~いマンガな日々

自分の好きなマンガを紹介しますね

3月のライオン 5巻 羽海野チカ ネタバレ 画像

      2016/04/07

スポンサーリンク

~前の巻の記事はこちら

 

春、桜の季節に、山形では「人間将棋」が開催される。

獅子王戦でストレート負けし、故郷の山形に対局を持ってくることが出来なかった島田は

「何て言って詫びたらいいんだろう・・・」

どんよりとした気持ちで天童に着くのだが、

KIMG0380

到着早々、自身の『雨男』っぷりの方を責められ、頭が上がらないでいる。

 

島田が地元の村から孤立する老人を無くす仕組を作ろうと働きかけていることを知る桐山。

イベントを通して島田が地元の老人たちに慕われているところを見て、

自分の事のように嬉しく感じていた。

 

島田自身も

KIMG0382

故郷へ帰って来たことで、また新たな気持ちで踏み出すこととなる。

 

 

 

新学期。2年生になるクラス替えで林田先生とはクラスが分かれてしまった桐山。

すでに出来上がっている友達グループの仲間に入れてもらうスキルを持ち合わせていないため

新学期早々一人でお昼休みを過ごしていたのだが、

結局、林田先生に心配され、一緒に昼食をとることに。

そして

KIMG0384

1年遅れてでも高校へ入ったのは、こんな風に一人で昼食を食べるためではない・・・

ずっと心にのしかかっていた

『これで逃げてない事になるのかな』

『逃げてないフリだったらどうしよう・・・』

という思い。

そして、山形で島田の姿を見て感じた

『あんな風に身ひとつでみんなの中に溶け込めたら どんなにうれしいだろう・・・』

という思い・・・。

桐山は林田先生に顧問をお願いし、将棋部を作る決意をする。

しかし将棋に興味のある生徒はおらず・・・

困った時の野口先輩頼みで放科部へ。

しかし

KIMG0387

なんと放科部も存続の危機状態と判明するのだが

林田先生の発案で『放課後理科クラブ』と『将棋部』は合体し、

『放課後将棋科学部』、略して『将科部』が結成されたのだった。

 

 

 

将科部の活動開始と同じ頃、名人戦が行われていた。

宗谷名人と隈倉九段の対局を将棋会館で見る一同。

そこで、先だっての獅子王戦でストレート負けという形となった島田の陰口を言う棋士に対し

KIMG0389

「リングに上がりもしねーで野次だけ飛ばすヤツを見ると 虫唾が走るんだよ」

後藤が一喝。

その様子を見ていた桐山は

義姉を苦しめているかと思えば、島田のために腹を立てている後藤を

『人間は混沌そのものだ

こんな後藤を自分は憎めばいいのか、それとも・・・』と思い悩む。

 

名人戦の結果は

KIMG0392

誰もが気付けなかった一手で宗谷は隈倉を破る。

終始落ち着いた様子で会場のある箱根を後にした隈倉だったが

KIMG0396

強くなればなるほど負けた時は悔しい。

一見泰然として見えた隈倉だって、悔しくない訳がなかったのだった。

 

 

 

 

新人戦の決勝で桐山と対戦することを熱く望んでいる二海堂は、

全然ガッついていない風情の桐山に対し

「新人王は『ま、順当にいけば普通に獲れるだろうし』とか思ってるだろう?」と指摘。

何をバカげたことをと最初は否定していた桐山だが、よくよく考えてみると・・・

KIMG0398

実はそんなふうに思っていたが自覚していなかっただけ、ということに気付く。

例え桐山がそういう驕り昂った偽りの草食棋士であったとしても

自分は桐山のことを見捨てない、自分こそ唯一の理解者なのだと二海堂は力説するのだが、

恥ずかしくて堪らない桐山の耳にはその言葉は届かないのであった。

 

 

 

4月のクラス替えのあと、唐突にひなたのクラスでいじめが起こり始めた。

標的となったのはひなたの友達のちほ。

大好きな友達を放ってはおけないひなたは、みんながちほを無視する中でも彼女と今まで通りに接していた。

しかし徐々にいじめは悪化し、ちほは不登校となり転校してしまう。

転校後にも反省の意を全く見せないクラスの加害者に対し怒りを露にしたひなただったが、

その翌日から、今度はいじめの標的がひなたへと移ってしまったのだ。

「おねいちゃん、私どうすれば良かったの?」

「私、ちほちゃんに何もしてあげられなかった」

ボロボロに泣くひなた。

しかし、ひとりぼっちになるのを恐いと言いながらも

KIMG0405

そう言い切ったひなたを見た桐山。

桐山も過去にいじめに遭い友達もおらずひとりぼっちだった。

それを「普通」と思い込ませて過ごしていたのだが、

ひなたのこの言葉によって救われたのだ。

 

 

 

 

~~以下、感想~~

5巻です。

 

零くんは部活動を通して

今まで経験したことない仲間との触れ合いをすることが出来るようになりました。

良かった良かった。

 

ひなたのいじめがとても気になりますね。

いじめの標的にされても「自分は間違っていない」と言えるひなたは

とても芯の強い人だと尊敬します。

 

いじめのその後がどうなるのか、次巻以降がものすごく気になりますね。

 

~次の巻はこちら

336×280のアドセンス

 - 3月のライオン , ,